【読み聞かせ】 2006.4.28
毎晩、寝る前のひと時を利用して、子どもに絵本を1冊読み聞かせすると1年間で300冊以上の絵本を読むことになります。これを幼稚園時代の2〜3年続けると、約600〜1,000冊の絵本を読破して、小学校に入学することになります。
これを時間に換算しますと、1冊読むのに10分かかるとして1年間で50時間を絵本の読み聞かせをすることで子どもと直接触れ合う時間を確保できることになります。
この絵本の読み聞かせは、昔から伝わっている質の良い絵本であればそのストーリー自体が持っている力が子どもの創造性や感性を育ててくれます。また、大好きなお父さんやお母さんの腕の中で、優しい声に包まれて読んでくれる幸せは、子どもの心に忘れられない思い出として深く残ることでしょう。
幼児期に絵本の読み聞かせをしてもらっていた子どもは小中学生になってからの平均読書量がそうでない子よりも多いという調査結果(毎日新聞「第46回学校読書調査」)が示すように、幼児期の絵本の読み聞かせが読書習慣の形成に大きく影響することが明らかになってきました。また、両親が読書をする家庭や本の内容を両親と話し合ったりする家庭の子どもほど1ヶ月の平均読書量が多いことも分かりました。つまり幼児期から、親子で絵本を楽しむことが、本好きな子どもに育てる秘訣だということです。
一方、塾や通信教材による早期教育は、子どもの知的成長ばかりに関心を向け、親の危機感をあおることで商売をしています。しかも、早い時期から文字を覚えさせたり、計算をさせたりという知性の教育をやらせると、幼児の肉体の成長力が知的な作業によって消費され失われてしまいます。そのことが大人になってからの身体上の問題や精神的な不安定さとなって現れてくることもあるのです。
反対に、絵本の読み聞かせを幼児期に充分味わい楽しみ空想の世界の中でイメージを大きく膨らませながら育った子どもは、大人になってからも若々しい魂を持ち続けながら活躍することができるのです。
大好きな絵本を、大好きなお父さんお母さんにゆったりとした雰囲気の中で読んでもらう経験は、幼児期の子どもにとって確かな幸せを実感できる時間であるばかりでなく、その子が大人になってからの心や体のあり方にも図り知れない影響を与えていくんだということをしっかりと意識して欲しいのです。
4月から荘内銀行金山支店前「交流サロンぽすと」2階に新装オープンした「森の子ども図書コーナー」には厳選された良質の絵本がところ狭しと並べてあります。この絵本は無料で借りることができますので、積極的に利用しましょう。幼稚園でも子ども達を連れて行って絵本を借りて来ようと思います。
忙しい毎日をお過ごしでしょうが、寝る前のひと時、絵本1冊の読み聞かせをお勧めします。子ども達の今と未来のために・・・・・・。